「疲れた」と言わない105歳。

評判のいい皆さんこんにちは!

 

今日は尊敬する105歳、水戸市倫理法人会の大先輩、大久保あい子先生の誕生会に行ってきました。

たくさんの人がお祝いにかけつけています。人徳ですね。

 

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105歳ということは1913年(大正2年)生まれ、同じ年に生まれた有名人に故森繁久彌さんがいます。どちらにしても長い年月を生きてきた方にちがいありません。

 

全国の倫理法人会の活動で実践倫理を学ぶ人たちからも尊敬されている存在です。105歳になられた今でも自分の脚で歩くし、言葉も達者で本当にお元気です。好き嫌いなく食べ、お酒も飲みます。特にハイボールが大好きです。

 

大久保先生とお会いして15年になりますが、たくさんの「大久保語録」を享受いただいています。いくつかご紹介します。

 

①『「疲れる」と言うことはありません。言葉というのは恐ろしいものです。「疲れた」と言った途端にそうなります。』

→当社は「お疲れ様です」というあいさつをやめ、「お元気様です」というあいさつをしはじめたのはこの言葉を聞いてからです。

 

②『私が勉強をやめたら私の子供たちが勉強をしなくなってしまいます。子供たちのために勉強するのをますますやめられないのです。』

→お子さんたちといっても私よりも人生の先輩方です。水戸でも有名な医療法人グループを経営されている立派なお子さんたちに対して、まだまだ勉強を怠るな、という親の愛がゆえに自らが率先して行動を続けています。

 

③『自分は他の方に生かしていただいています。だから私自身がお世話になった人たちのために働きたいのです。』

→ご高齢の方をいたわって当然、もっと楽をさせてあげたいと周囲は思っているのですが、ご本人は周りの人に尽くしたい、と今でも言っています。105歳からお世話されてしまっては立場がありません。私たちも人のために役立つ行動を率先垂範します。

 

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(普通に食事もお酒も召し上がります)

 

やはり私たちに興味があるのは「長生きの秘訣」ではないでしょうか。

 

①好き嫌いなく食べる。

→まずは何でもありがたく食べる、ということです。特に好物はお肉です。さすがに量は多くはないですが、お肉やうなぎなど高カロリーのものも好んで食べられます。もちろんお酒もたしなみます。

 

②女性としての身だしなみを怠らない

→今でも外へ出るときは化粧を欠かしません。そして必ずスカートを着用しています。

 

③倫理の実践

→これは話が長くなるので別の機会に。要するに自然の摂理に逆らわずに原理原則のまま生きるということです。

 

④外へ出て言葉を話す

→少し前までは一人で全国へ講演活動に出かけられていました。高齢者の慰問に介護施設へ出かけられています。「女性の集い」という集まりも毎月行われています。

 

 

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(105歳とうちの息子12歳)

 

大久保先生は第二次世界大戦の終結後、満州で着の身着のまま逃げ、命からがら日本へ引き揚げてきました。現代の私たちからは想像もつかない過酷極まる体験をされています。それを表にも出さず、むしろそのように生きてきたからこそ、そんな体験を我が子や後生の日本人に二度とさせたくない、という想いで愛と優しさを持って接してくれています。

「皆さんの健康が一番です。」「おなかいっぱい食べなさい。」「笑って過ごしなさい。」と辛く苦しい体験をしたときに自らができなかったことを、今私たちに思う存分味あわせてあげたい、という想いを何の見返りもなく、今日も差し出してくれている大先輩に学ばせていただいていることにただ感謝です。