誰のために仕事をしているのか?

評判のいい皆さんこんにちは!

 

仕事は私たちの生活を支える上でとても重要なことですが、「仕事をする」とは生活をするためにお金を得ることなのでしょうか?

もちろんそのために仕事をしていることは事実です。生きるためにお金を得ようと仕事をしています。しかしそれは自分の立場からしたらそうなのであって、その仕事を受けとる立場にある人にとってあなたの仕事とはどのような意味があるのか?に気づかないことも多くあるかもしれません。

「私の仕事」は「受け取る誰か」が存在しています。要するにお客様だということですね。BtoBでもBtoCでもどのような業種だとしても仕事には顧客がいる、ということです。

私の仕事が「私が生きるため」だけに提供されている仕事は、提供されたあとのことは考えられていません。仕事には必ず受け取る顧客がいる、ということを思い出してみると、少し仕事の質が変わるかもしれませんね。

 

私は列車で出かけることが多いのでその場合はJR水戸駅を使うことがしばしばあります。列車に乗る前、降りた後、トイレに行くこともよくあります。そのときに水戸駅構内の男子トイレの洗面台に、明かに手作りであろう「飾り物」が置いてあります。それがちょっとしたメッセージも添えられていて、しかも季節折々変わるのです。これが水戸駅での私の楽しみにもなっています。

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これは最近のもの。1月から節分仕様になっています。メッセージは「今年もみな様に沢山の良い事がおきますように」新春に嬉しい言葉です。

 

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11月22日撮影。雪と冬の草木をイメージしています。「何も咲かない冬の日は下へ下へと根を生やせ」風水のような言葉です。

 

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9月22日のもの。秋の菊とさつまいも。「ダイヤモンドと年の数は大きいほど良いかと・・・。人生のゴージャスな先輩方、秋の始まりです。明るくはつらつとお過ごしください」というメッセージがお気に入りです。

 

これらはトイレの清掃をしている方たちがつくっているものです。清掃という仕事に「飾り物をつくる」というものはたぶんないと思います。置きっ放しの置物ではなく、ある期間ごとにつくり変えています。これをつくるにも手間はかかっているでしょうし、心ない人は壊してしまうようなこともあるかもしれません。そもそもメインの仕事である清掃の仕事のほかの時間を使って用意しているのでしょう。

なぜこれをつくっているのか、インタビューしたことがあるわけではありませんから推測ですが、「トイレを使う人たちに綺麗なトイレを用意するだけでなく、もっと気持ちをすっきりしてもらいたい」という願いが、「仕事の質」を変えているのでしょう。

「誰のために仕事をしているのか?」この問いを持ちながら仕事に向き合うことをしてみても良いかもしれませんね。